成人の矯正歯科
日本でも歯並びの重要性が認識されるようになり、近年は成人後にも気軽に歯列矯正を受ける方が増えています。
歯列矯正のメリット
- 清潔感のある美しい口元になり、笑顔や会話に自信をもつことができます
- 口の機能が向上し、食べ物を食べやすくなり、滑舌もよくなります
- 顔立ちも整えられるため、健康的にお顔全体の魅力をアップさせることができます
- 歯を磨きやすくなることで虫歯・歯周病予防につながり、生涯にわたって、健康な歯をより長く維持できます
- 噛み合わせが正常になり、肩こり・頭痛・腰痛などの症状軽減が期待できます
さらに、成人矯正のメリットは、顎の成長がほぼ止まり、矯正治療の計画や見通しが立てやすいことがあげられます。
また、ご自身で納得されて始めるため、矯正中の歯磨きなどのケアや通院など、自己管理を徹底できることも良い点です。
小児矯正
成長期のお子さまのうちに歯並びを治療することで、骨格から改善し、正しい歯並びを形成することが可能になります。
骨が大きく成長する時期では、顎の骨のバランスや大きさを整える処置(1期治療)を行ないます。
骨格が完成する時期では、歯の位置を整える処置(2期治療)を行ないます。
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1期治療(骨格矯正)
3~12歳ごろ -
2期治療(歯列矯正)
10歳ごろ~成人
小児矯正のメリット
- 骨格から整えるため、成人矯正よりも美しい歯並びが実現します
- 成長期に正しい位置に誘導することで、顎の変形を防ぎ、正常な噛み合わせが得られます
- お子さまは歯が移動するスピードが早いため、装置を付ける期間が短くて済みます
小児矯正を始める適正な時期は人によって異なり、1期治療が不要となるケースもあります。
一般的には、永久歯と乳歯が混在し始めるころ、矯正専門医による無料相談を受けることをおすすめします。
治療の種類
健康的に機能を取り戻していく歯列矯正治療では、骨の代謝作用を利用しながら、体に無理なく、少しずつ歯を移動させていきます。
そのため、歯にブラケットとよばれる矯正装置をとりつけて、数ヵ月から数年かけて正しい位置に誘導していきます。
この矯正装置に対して「ギラギラした金属が歯について目立ちそう」というイメージから、矯正をためらっている方もいらっしゃいますが、最近の矯正治療はめざましく進化して、表面からは見えない装置や、取り外しのできる装置など、患者さまのご希望にあわせて、さまざまな装置を選択することが可能になりました。
当クリニックでは、矯正装置の実物サンプルを確認して、お選びいただけます。
表側矯正
歯の表側に装着する装置で、オーソドックスな矯正スタイルです。
エステティックなものが主流となり、装置全体も目立ちにくくなってきています。
メリット
- 装置が舌に当たらないため、発音に差が出にくいです
- 裏側矯正に比べて、費用を抑えることができます
- 多くのケースでは、表側矯正の方が短期間で治療が完了します
デメリット
- 矯正装置が見えます
目立たない装置
現在は、透明や白のブラケット、白いワイヤーが登場し、表側矯正でも装置がかなり目立たなくなりました。
従来の金属製ブラケットやワイヤーに比べて、見た目に影響しにくいだけでなく、装着時の違和感の軽減や、金属アレルギーのリスク減少などのメリットがあります。
装置の素材もさまざまで、セラミック製、プラスチック製、クリスタル製などがあり、それぞれ長所があるので、ご希望に応じて選ぶことができます。
裏側矯正
歯の裏側に着ける矯正装置のことです。リンガルブラケットともよばれます。
上下の歯の裏側につける場合はフルリンガル、上だけ、あるいは下だけの歯の裏側につける場合はハーフリンガルといいます。
接客業など、矯正中の見た目が気になる方におすすめです。
メリット
- 外から装置が見えないため、矯正していることにも気づかれません
- 矯正中であってもホワイトニングができます
デメリット
- 表側矯正に比べて、費用が少し高くなる傾向にあります
- 装置が歯の内側につくため、舌に当たって食べにくい、発音しにくいことがありますが次第に慣れます
部分矯正
通常の歯列矯正は、歯全体に装置をつけて、総合的に噛み合わせを改善していきます。
しかし、治療期間や治療費などが原因で治療に踏み切れないという方には、気になる部分だけを整える、部分矯正という方法もあります。
費用もぐっと安く、治療期間も短く、前歯など気になるところを部分的に治すことができます。
マウスピース矯正
ブラケットやワイヤーなどの矯正装置を使わず、歯並びの形にぴったりはまる、取りはずし可能な透明のマウスピースを装着するタイプの矯正治療です。
最終的な理想の歯並びに向けて設計された、いくつものマウスピースを使って、段階的に歯を正しい位置に誘導していきます。
メリット
- 好きな時に取り外すことができるので、写真撮影などの際、装置のない状態に戻すことができます
- 着脱が簡単で歯磨きなどのケアもしやすく、虫歯のリスクが軽減します
- 透明なので着けていても目立たず、周囲の人にも矯正していることを気づかれにくいです
- ワイヤーに比べて動かしたい歯だけをピンポイントで誘導することができ、隣の歯に無駄な力がかかりません
デメリット
- 矯正治療のなかで最も治療費が高くなります
- 1日20時間以上はマウスピースを装着し続ける必要がありますが、装着時間が短いと歯が動きにくくなり、治療期間が長くなってしまいます
- 顎骨の成長がほぼ完了した方が対象となるため、お子さまは受けることができません
矯正専門医による無料相談
当クリニックでの矯正治療は、「専門医」が治療を行っております。
小宮歯科クリニックでは専門医による個別の無料相談を行っております。
ご興味がある方はお気軽にご連絡下さい。